今年の秋は、こどもの教室での工作に使う為、よーく松ぼっくりを拾いに行きました。生徒さんが拾ってくれたものを合わせると結構な数になります。
防虫の為、最初は煮沸してたのですが、すごい匂いとまぁまぁの手間で断念。2回目以降は冷凍するという方法に。
なので我が家の冷凍庫は現在松ぼっくりでパンパンなのです。
11月はスケッチ教室のモチーフにと、生徒さんからは枝付きの柿をもらいました。
松ぼっくりと言い、柿といい、本当に自然の恵みは美しい。
机にころんと置くだけで絵になります。
きっと生徒さんたちも心を弾ませスケッチしてくれるでしょう。
生徒作品
と思いきや。。。わたしは柿だけでいいわぁ〜。と松ぼっくりを選んだ方はごく少数。そしてその方々は選んだことををがっつり後悔するハメに。
それくらいスケッチでは難易度の高い松ぼっくりなのです。
後悔中?笑
柿のオレンジは描いていて楽しそうですね。ソフトパステルやオイルパステルを工夫しながら、この色でもない、あの色でもないと混色しながら色の変化を楽しんでおりました。
〝緑〟の混色を考察する
画材を海外製のものを使っていると、渋い緑の種類の多さに驚きますが、日本製のものはなんとも単調な色が多いのです。
わかりやすいイラストを描く時はその鮮やかな緑が重宝しますが、スケッチの時、特に秋の紅葉の葉の色では〝ま緑〟って色が浮いてしまいます。
そういう時は、黒やグレーを使うと渋くなるように思いますが、それだと黒くなってしまうだけで鮮やかな〝ま緑〟の悪目立ちは押さえられません。
緑とは反対色である、赤。
レンガ色やえんじ色、それに赤紫・紫を混ぜてみてください。それでグッと印象は美しくなりますよ。
絵と色 つくる教室
atelier ironone
沖 明日香