こどもの創作を、大人の為のものにしてはなりません。
大人の評価の1本のものさしで測ってしまってはなりません。
創作を通しての心の成長は、時間をかけてじっくりじっくり進んでいくものです。
目に見える上達を追う学習はたくさんありますが、少なくとも「創作」という行為はそうであってはいけないと考えています。
創作は、冒険のようなものです。
草むら、あで道、水たまり、まっすぐ行った方が早くて要領よくても「おもしろそう」の基準で選んで回り道したら良いのです。
思い通りにならないで失敗する。迷う。偶然見つける。どうしようかへたり込んで考える。もう一度進む。
創作という冒険を繰り返すうちに、心はきっと柔らかく、そしてタフになるでしょう。
失敗を楽しめる人に。
小さな喜びを発見出来る人に。
自分の楽しみを知っている人に。
表現できる人に。
生み出せる人に。
いろのねは、そういう太く豊かな心の根を伸ばすアトリエでありたいのです。