こどもの絵画教室。
紙版画に挑戦！
おにっこの絵を作る。
紙版画は3歳くらいのこどもでも簡単に出来るので、ワークショップに最適
・・・と言いたいとこですが。
・・・しました。失敗。
まさかの、版と絵の具がひっついて、はがれないーーーーの事態。
まさかーーーーーーーです。
まさかーーーーですが、こどもと一緒に創作する時、失敗せずに
きれいに仕上がることをゴールにすると大人が描いてほしい絵を描かせてしまうようで、
私はおもしろくないって感じます。
だから、実はちょっと失敗するかもしれない方法で挑戦してみたんです。
本当に失敗するとは、ですが。
でも、〝失敗〟ってなんでしょう。
失敗しちゃった！
でも、そこから、じゃあどうしよう。
次どんな手で進もうか。
そこから工夫が生まれます。工夫を生まなきゃ、本当に失敗で終わってしまうのだから
本当に必死で工夫します。
すると、全然思ってなかった方法だし、全然スマートじゃないけど
なんか必死のおもしろいもんが出来た！って作品に仕上がります。
私自身の制作でも、イメージ通りに進む事なんて全然なくて、毎回失敗だらけ。
そこを何度も迷子になりながら、ゴールを全力でたぐり寄せる。
創作って本来そんな感じ。
やり遂げると、ひとつ乗り越えた感覚が残ります。
その感覚はコツンと手応えとして、心の奥に残ります。
私は、こどもたちには、そういう感覚を常に持って、工夫しながら粘り強く
成長していって欲しいと願っています。
創作を通して、そう伝えたいと思ってます。
もちろん、きれいに仕上がらなかった悔しさが残る時もあります。
思い描いたイメージと違って、思ったようにいかなくて
悔しくて悲しくて嫌で嫌でしょぼんとする時もあります。
でもそれは、自分の完成したい形を思い描けている。ってことです。
それってすごいことですよね。
そんな時は、もう一回挑戦すれば良いんです。気に入ったものが出来るまで。
それもまた創作の本質だと思います。
紙版画からスタートしての、この作品群。
なかなか素敵でしょ？
来月のこども絵画教室
2月25日（土）
10:30-12:30
参加費2500円