こどもたちとのアートワークショップ。
11名のこどもたちが参加してくれた今回のクリスマスツリー作り。
ルポデミディのカフェの一角が人で溢れて、にぎやかな工作室となりました。
ほとんどが３歳児、さぁ最後まで創れるかな。
好奇心ワクワク。でも、ハサミを使うのも半人前・色塗りもぐるりと円を描くので上出来
ってこどもたち。
ただのお絵描きだったら10分ほどで飽きてしまう。
さぁ、なかなか手強いぞ。
おもしろく出来るかな。
小さい手が不器用にハサミを握って、ちょきちょき紙を切る。
小さい手がへんてこな場所に、一生懸命色を塗る。
後ろで親がハラハラしながら、がんばれ我が子！と応援している。
ぐちゃぐちゃに動かしたクレヨンの線が、少しの工夫でお星になった時の
〝わぁ〟っていう驚き。
誰かは、お母さんに「こんなん出来たー」って言うし、
誰かは、一人でニヤリとするし、
誰かは、じっと睨むように眺めてたりする。
〝わぁ〟っていう驚きを、周囲の者に伝える方法は、みんなそれぞれ違う。
それが上手に出来る子もいれば、不器用な子もいる。
でも心の奥に入り込んでみれば、発見の感動や手応えはどの子もちゃんと熱く感じていて
誰もが心の奥でガッツポーズ。
そんな小さい達成感。
それを積み重ねるために、創作ってあるのかなと思う。
私はこどもの頃から、嘘くさいほどのオーバーアクションで、
人に何かを伝える術は達者な方だと思うけど
どんなに言葉を積み上げても、創作している中での発見や手応えや感動を
本当に人に伝えれる自信はない。
その創作の発見は、キラキラした好奇心がギュッと凝縮されて
べっ甲色のあめ玉になった、そんな感じ、だろうか。
自分だけが噛み締める、いわば〝秘密の蜜〟のようなもの。
大人はすぐ伝えてほしがる。
それで理解している気分になったり、共有したりしようとする。
その本当の甘さを理解したいのでなくって、理解していると思われたい。
いいねいいよねって言い合いたい。
その点、こどもは違う。
ちゃんと、その甘さを噛み締めている。誰にも伝えず。
自分だけが知ってればいいってことを
ちゃんとわかっている。
だから子どもは、創作に向くのだ。
どの子もしっかり工夫して、素敵なクリスマスツリー、創れました！
アトリエ色のね
沖 明日香