あなたはマジで
ほうきで空を飛べると思いますか?
もちろん普通のほうきでは無理ですよ。魔法のほうきです。
なら、いけそうですか?
こどもも小学3年生を過ぎたあたりから、ファンタジーに否定的になってきます。
「そんなん、ほんまには飛べへんし」って必ず言います。
工作でも、アートでも「ほんまに」を追求してしまうと、全部が「つくりもの」に
なってしまいます。
「空想」の中でふわふわ生きていたこどもが、成長していくにつれ、
徐々に「現実」に着地してきます。
「現実」を見据えようと言う目が出来てきます。
そんな時期にもう一度ファンタジーの中に引き戻そうとしても
それは「ほんまちゃうやん!」ってことになる。
こどもは「本物通り」の物を作りたくなる。
〝魔法のほうき〟がリアルに信じれないまま、創作しなくてはいけない。
空想と現実の間に揺れる、難しい時期です。
成長の通過点に合わせて、こころの揺れに合わせて
創作を考えたいものです。そして創作を通してまた、成長を助けたいものです。
かぼちゃはオバケにならないし、ほうきに魔法をかけても
私たちは空を飛べない。
そうやんな。確かにそうなのよ。
前回のかぼちゃオバケでも言いましたが、
じゃあ、現実ってなんでしょう?
「本物」ってなに?「本当」ってなに?
実際に生きているものでしょうか。目に見えるものでしょうか。さわれるもの?
では「こころ」って?
魔法のほうき。
それは確かに、種明かしすると、バカバカしいファンタジーですが
飛ぼう飛ぼう、私は飛べる!と思いながら作る魔法のほうき。
生きているといくらでも奇跡があります。
あなたの体を、空に飛ばしてあげることは出来ません。
でもこころなら、空に飛ぶ方法を教えてあげることが出来るかもしれない。
私が教えなくても、きっと創作を通じて、あなたは学ぶ。
自分でその方法を見つけ出すのでしょう。
次回のレッスン
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11月4日 /18日/25日(土)10:00-11:30
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11月1日/15日/22日(水)
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(通常第1.3.4(水)16:00-18:00)
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