乳児院の栄養士さんたちの研修会で色彩心理の講義に伺いました。「色と食欲のつながりについて」という題目です。
「乳児院」とは少し聞きなれない言葉ですが、親御さんが何らかの事情で、自分の子どもを育てられない場合に、代わりにその子どもたちを養育する施設をそう呼ぶそうです。
施設内には虐待やネグレクトなどの様々な理由で心に傷を負った子どもたちや、障害をもつ子どもたちがおり、施設によって人数や年齢は様々だそうです。
指導したりサポートしたりする方々が色彩心理を深めることによって、子どもたちの心を和らげたり、元気づけたり、包み込んだり、出来るかもしれない。
子どもたちは何を求め、何を欲し、何に救われるのか。
色は感性を育てます。感性を磨きます。子どもたち自身が、これからの自分の人生を請け負い、歩むための輝かしい感性を。
幼いうちから背負った荷物の大きさは様々で、時にそれは不公平にも思えます。それでも、それが自分の人生なのならば、出来る限り、たくさんの良い出会いを見つけ、愛してくれる人を見つけ、そして自分を愛し、たくましく生きてほしい。
たくましく生きることを貫いてほしい。
自分の人生を救えるのは、自分自身にほかならない。
でも、それを突きつけるには、子どもたちはまだ幼すぎて、そんな自分を受け入れれない子どもが、施設に限らず、沢山いる。
だから“自分自身”を形成する為のその幼い時期に、よりたくましく“自分”を固めてあげることが まわりの大人がしてあげれることの一つだと思います。
それが“食”であったり、私で言うと“色”であったり。私は私に出来ることを出来る限りしてあげたい。一人でも多くの子どもの感性が、たくましさに耐えれるほど、豊かに。豊かに。豊かに。伸びれば良い。
担当者様から後日、直筆のお礼のお手紙を頂きました。(そして達筆!)参加された皆様に喜んで頂けたとのことと、ますます色彩心理に興味を持たれ、これから“色”を子どもたちの心身の発達に役立てることはもちろん、自分の成長にも繋げていきたいとのお言葉でした。
そうやって、心の扉が開いたようなお言葉を頂けたこと、大変有難く思います。
乳児院協議会の栄養士の皆様、ありがとうございました。
子どもたちの健やかな心の成長に少しでも役立てたら嬉しく思います。
私個人的には、出産前の最後のセミナーを無事終えることが出来て、ほっと一安心です。