娘も生後100日を過ぎました。
赤ちゃんが生まれて100日。その頃に「子が一生食べ物に困りませんように」との願いを込めて行う儀式‘お食い初め’をするのです。
「子が食べ物に困りませんように」。どこか牧歌的な響きに思えて、ほっとしてしまう。
親になると困ったことに、自分のことだけでなく、むしろそれ以上に、こどもへの心配が増えてしまって、
それはそれは・・・本当に困ったものです。
子の成長や教育に関しての悩みならば、なんとか解決への道しるべを探っていけるものなのですが、
こと最近の痛ましいニュースの数々。
蔓延する悪意。理不尽な暴力。
ああ どうかこの子の生きていく道で、こんな見知らぬ悪意に晒されることがありませんように。
どうかこの子が、言われなき悪意にいたぶられることがありませんように。
この子がどうか この子がどうか・・・・、
そう、願わずにはおれません。
疑うことを知らない、悪意という存在さえ知らない、とびっきりの‘無垢’の魂。
それを‘善’と呼ぶのなら、
何故だか 自分やこのこども達が生きるこの世界の外は、とっても‘悪’に満ちていて
恐ろしく、そしてこのささやかな幸せはとてつもない奇跡の上に成り立ってるのではないかと思えてくるのです。
私は心配性なのでしょうかね。
しかし、祝いの準備をしている傍ら、獣二匹がわさわさわさわさ。
うるさいったらありゃしない。
まったくもってアホです。
とにもかくにも、娘よ。100日おめでとう。
asukairo